大会会長挨拶

第21回大会会長 勝山 輝男

 日本植物分類学会第21回大会を2022年3月4日(金)〜6日(日)の日程でオンライン開催いたします.

 神奈川大会実行委員会では横須賀市の支援も受け,感染症対策を徹底したうえで,横須賀の地で現地開催することを目指してきました.1月下旬まで最終判断を引き延ばして参りましたが,神奈川県を含む全国の約7割の都道府県が「新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置」の対象となるに至り,大会を全面オンライン開催に変更することを決定しました.急な変更で会員の皆さまにはご迷惑をおかけすることになり,心からお詫び申し上げます.また,横須賀市での開催にあたり支援をいただいた関係機関の方々にもお詫び申し上げます.


 オンライン開催となっても大会の本来の目的は変わりありません.会員の皆様の参加をお待ちしております.すでに申込をされている会員の皆様は,HP等で変更点を確認のうえ,大会への準備をしていただければ幸いです.  

神奈川大会のロゴには県を代表するサガミジョウロウホトトギスとハコネイトスゲをあしらいました(デザイン:山本 薫)


(以下,オンライン開催が決定する前の会長挨拶文となります)

日本植物分類学会第21回大会を2022年3月3日(木)~6日(日)の日程で,横須賀市文化会館(神奈川県横須賀市)にて開催いたします.メイン会場の大ホールはコンサートなどに使われるところで,1000人は入れる大きな会場を用意しました.間隔をあけてゆったりと座ることができます.

2020年春先からのコロナ禍により,世界中で日常が失われ,世の中の様相が大きく変わってしまいました.日本植物分類学会でも一昨年の大会は中止に,昨年の大会はオンラインでの開催となりました.ワクチン接種の効果があり,現在は感染状況は収束しつつあり,第21回大会は現地開催ができることを期待して準備を進めております.しかし,3ヶ月後の感染状況は予測ができません.感染状況が悪化した場合にはオンライン開催に変更しなければならないかもしれません.その点,ご承知おきください.

コロナ禍にあっても,皆様の研究は行われ,その成果もあがっていることと思います.横須賀は幕末に横須賀造船所が作られ,そこに医師としてサバチェが赴任した街です.日本の植物分類学上の重要な土地といえます.皆様の参加を心からお待ちしております.